THE GREATEST SHOW-NEN 公演「大暴力」のおもいごと② とPride Month
おはようございますEUGENEです。
今回は「大暴力」の感想、役者編です。今回は、一人何役も同時に演じたようなものでしょうから、大変だったと思います。しかも一役2分くらいしか演じないし合間に必ずメインキャラクターに戻ってくるし。役を深堀りするやり方を利用して、みんなそれぞれに背景を考えたりして演じていたのかな。正解はないけれど、みんながどんな風にそれぞれの役を感じて演じていたのか、気になります。
末澤誠也 × 榊遊詩
ご本人がしっかり、「いつもこんなかんじです」と仰っているように、榊の時には誠也くんが乗っかっているのが分かりました。榊を自分側に引っ張って寄せている感じ。でも誠也くんが一番大事にしているであろう”グループを大切にする”っていう部分が、榊にはあまり無いように感じました。
自分の思う榊は、パフォーマーとしてのスキルはとても高いけれど、メンバーのことを気にしたりはあまししていなくて、”自分が”どうしたいかとか、”自分が”ちゃんとできるかとか、軸がいつも自分にあるような人。でも自分ではうまくやれていると思っていそう。
ほかの人と違って、＃本番の間に＃酷薄の内容を考えたり、＃水族館の「榊」から元の榊に戻るシーンがあったりして、それぞれの短編作品を榊が演じている、というのが印象強く残る脚本になっているように思います。だからこそ、誠也くんと榊を切り離して考えられないようになっていました。
それぞれの「榊」を演じている時、＃タイムマシンの「榊」、＃理想と現実の「榊」、＃酷薄の「榊」、＃Singの「榊」、＃やさしいひとの「榊」、そして＃水族館の「榊」全部違う人に見えました。その演じ分けは、”誠也くんが”行っているものでしょうか、それとも、”榊が”行っているものなのでしょうか？
＃愛の酷薄について、どうしても個別に感想を書きたいくらい、色々考えてしまっているのですが、あの演技が自分が混乱する元でったことは確かです。
草間リチャード敬太 × ナットペンドルトン克己
ナットは優しくて大人な人ですが、多分他人にあまり興味が無いんだろうなと思いました。そのくせ人から見られる自分を気にしているから、カメラを意識した行動を取っていたのかなぁ。『まじで興味ない』は本当にそう思っていると同時にそう言えば高本や安堂が反応してくれると分かっていてやってそう。榊の泣きの演技のあとの『すげぇなそれ、どうやってやってんの？』ってなんだそのしらじらしい言葉は。本心で言ってないだろうコラ。
リチャくんも優しくて大人だけど、誠也くんにあんな、太鼓持ちみたいな態度取ってるのにめちゃくちゃ違和感を覚えました。リチャ末の絆皆無。ほんと、リチャくんが誠也くんに対して『まじで興味ない』って本当に思ってたら、泣いちゃうよ。
＃本番中に急に＃プリンのセリフをナットが言い出して、それに普通に安堂がセリフを続けるところが好きでした。（それなのにその後なんか気まずい空気になるもんね…）
年上組がメンバーに興味ないグループ、まとまらなくて当然だよ、だからこのグループ仲悪いんだよきっと…。
正門良規 × 高本薫
福谷さんがおっしゃったように、正門君にブラックなところってほどんどないんだろうと自分も思います。高本は”正義感が強い”というよりも自分の中の”正義”があってそれを正しくて良いことだと思っているから、そこから反れているものに反発してのかな、と感じました。
『遊詩くんヤバくないっすか？』って言う高本を見て、高本って榊の事嫌いなのかな？と感じました。確かにミキサカ（三城平×榊）の喧嘩を止めようとして高本はケガをするんだけれど、ヤバかったのは、榊だけではないでしょう。それなのに標的が榊だけなのってなんでだろう。榊の態度が高本の”正義”に反しているのかな？いじめのはじまりっぽい。
“愛の酷薄の「高本」があまりに爽やかすぎて、着替えながら『あークソっ！』とか叫んでいた高本が演じていたとは思えなかったので、あの「高本」は正門くんだったのだと思うことにしました。『なんだよ…それ…』には「付き合ってくれないくせに」と「それでも好きだよ…」が入っていると思いました。
この時の正門くんのビジュアルって、兵庫→徳島にドライブに行ったときらへんのビジュアル？小島くんが一番好きな正門くんで合ってます？あの、えっと、YouTubeで観たときはあまりピンと来てなかったんですが、うん、めちゃ良いと思います。
小島健 × 公野景
ん？名前変わった？って一瞬思うくらい、役名が似てる。明るくて空気を読める小島君が、明るくて空気の読めない公野を演じていたって感じ。そして『喋ったあかん』タイミングなんて、小島くんには無い。一生ないのよ。
“小島くんは振られるのが上手そうで、振るのは下手そう”って解釈が、本当にそう思います。振られるっていうか、振られてあげる感じがする（妄想）。
高本に対して『もっさん』って呼び方がいいと思った！三城平は大晴くんとは真逆のキャラクターなのでそう呼ぶのは変だけれど、公野は小島くんに似たところがあるから高本をもっさんと呼ぶのめちゃくちゃありだし、二人の関係性の中でも言ってそうだなっていうのがあった。
安堂から「なんで入ってきたんですか」って言われた後公野の顔が抜かれていたんですが、なんとも言えな引き攣った顔になっていて、なんか、哀しくなりました。公野は公野なりにみんなの仲を良くしようと明るく振舞ったりちゃんと話す場を持とうと考えていたりしたのかも。でも公野はメンバーからないがしろにされているキャラなので、喋ると『タイミングがむかつくねん』と言われ『今関係ないやん』と言われ舌打ちされ、公野可哀相じゃない？
福本大晴 × 三城平教祐
真逆のキャラクターを演じた大晴くん。とても大変だったと思います。福谷さんが「責任のある役をやらせたら一番テンパりそうなのが福本くん」として三城平にキャスティングした、というのが、なんだか分かるなって思いました。（しかもドライブ回を見てすえちぇの二人を喧嘩させようと思ったなんて、良く見えてらっしゃるなぁ）
大晴くんと三城平の共通点は「自分の中にある”常識”が絶対だと思ってる節がある」かな、と個人的には思います。三城平も大晴くんもまだ若くてきっと視野が狭いだろうから、色んなことを吸収して色んな考えがあるんだって知って成長して行けたらいいかな（と上から目線）。
榊の陰口を言う高本に『やめたほうがいいで』と言った三城平の言葉。聞いたことある、聞いたことあるよそのセリフ！ってなった。しかも大晴くんが正門くんに言った言葉です。指摘した内容はまったく違うんだけれど、優しく『せやなぁ』って受け止めてくれる正門くんと、『え、なんで？』と返事をする高本、その後の流れが全然違っていて、三城平はイライラ度が上がっていましたね。
佐野晶哉 × 安堂世志輝
8役もやったんだって！お疲れ様！しかも癖の強い役が多くて、本当に大変だったと思います。演出家が最初に言ったことと違う事を要求してきて、困惑したでしょう。まぁ、でも演出家ってそんな感じなのかも。ほら、先輩は稽古中に上手くできなかったら灰皿飛んできてたらしいから、それに比べたらまだ何とかなる話だったよ（誰目線？）。
佐野くんの柔らかい雰囲気が例えば＃プリンの「安堂」や＃剝製のヨシ子…じゃない「安堂」にマッチしていると思います。（＃剝製の「安堂」って髪が結構ぼさぼさだったりして、本当に女性だったのかな？って後で思ったんだけれど…）
安堂のセリフに、『ぼくらそういうの（仲良いフリするの）得意ですもんね』ってあって、それを安堂≒佐野くんが言うのが本当に辛くて。先輩に対してそんなこと言うわけないのに、佐野くんの言葉のように受け取ってしまって良くなかった。だからと言ってAぇ！が仲が悪いという風に捉えたのではなく、自分が見てきた中でもそう思いながら仲良く振舞っていたグループがあったのかもしれないと勝手に思って、なんだか辛くなったということです。皆さん、タレントが辛くなるくらい仲良いエピソードを探したり強要したりしないほうがいいですよ、きっと、お互いのために…。（グループでテレビ番組に出演した際にMCが『君らは仲い良いの？』って訊くのバカなのかなって思うよね。『仲良いです』以外の返答なくない？←ニノさんをdisっているわけではないですよ）
今回は本当に大変だったと思います。けれどとても楽しい構成の公演だったと思います。特にドラマと違って舞台では複数役を演じることも普通にありますし、その演じ分けや切り替えが大事です。実際の舞台で、ジャニーズがアンサンブルとして作品に参加することはとてもとても少ないと思いますので（実際に観たことがないので分かりませんが）、こういう形で勉強できたのも良かったかと思います。
皆さんお疲れさまでした。
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話は変わって、6月は”Pride Month”です。
ここでなんでPrideの話って思われると思いますが、LGBTQ+（Sexual Minority）を象徴する”Rainbow flag”は現在「赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫」の6色で、Aぇ！のメンバーカラーと同じです。
日本ではあまりFlagが街中にあったりとかってことが無いので、もう少し意識してくれても良い気がします。カラフルで可愛いですよ。（昔靴屋さんのディスプレイに真っ白なコンバースに6色でペイントされているのを見て写真を撮ったことがあります。スタッフさんの手描きだったみたいです。
写真見つけました！コレです。
かわいくないですか？こういうのもっとあっていいと思うんですよね？
Aぇ！担のみなさんが推しグループのアイテムを持っている体でRainbow flagのアイテム持っていたら素敵だなって思いました。
っていう、宣伝です。わら
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というわけで（？）、今回はここまで。
お疲れ様でした。
