EUGENEのおもいごと

日本語で文章を書かないと日本語忘れそう…!ってことでブログを書くことを決めました。

THE GREATEST SHOW-NEN 公演「大暴力」のおもいごと①

おはようございますEUGENEです。

ぶっちゃけ、いまさら?って感じですが、「THE GREATEST SHOW-NEN」の「大暴力」の感想です。放送(配信)も全部終わったし、考察やら解釈やらしてもしょうがないのですが、観ている間にも色々考えたし、観終わった後もずっと考えているし、こんなに考えたんだから何か残しておこうと思いました。福谷さんのNoteを読んで考えて、考察されたツイートやブログを読んで考えて、最初に感じたことと今とで全然違うところに立っていたりして、もう頭の中ごっちゃごちゃ。おなかいっぱい。もうえぇわ、ってなってますが、とりあえず今の気持ち。

 

※Aぇ!の皆さんが演じている役名と短編作品の役名が被っているので(スターシステムだったと解釈した)、ご本人は「誠也くん、リチャくん、正門くん、小島くん、大晴くん、佐野くん」とし、“某アイドルグループ”の役名は「榊、ナット、高本、公野、三城平、安堂」とします、作品の役名には「」を付けます。

 

各短編を観た感想(気になったお話のみ)

 

#プリンとバイオレンス(ナット×安堂)
-結婚して、正式にDVすればいいじゃん

いつもあんな風にじゃれてるんならめちゃくちゃ可愛いカップル(仲間内の癒しであってほしい)。
それなのに急な『DVすればいいじゃん』は一瞬「…こわ。」ってなるけれど、笑ってたから”戯れ”だよね、そう信じてる。
配信を観たときは「同性婚」というものに意識が向きすぎて、『結婚して、正式にDVすればいいじゃん』なんて重いことを言われて、ちょっと心痛んだりしてたんですが、よく考えたらDVの定義も良く知らない、結婚に対しても「ナット」はピンときてないみたいだし「安堂」もほわっとしてる気がするし(『ヨーロッパで結婚』って結構曖昧かなって)、まだ幼いカップルだったのかも。”DV”に縁がないからそこまで悲観的ではなかったのかもと後々思いました。

ただ、匿名劇壇版ではDVする側“が顔を叩くフリをした後『結婚してからDVする』と言っていて、それには結構恐怖ありました。なんか、するじゃん、絶対。って思ったので。

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これです。
これを観た後に、『DVすればいいじゃん』って”DVされる側”が言うのも逆に恐怖だと思いました。暴力を強要することもまた暴力だと思うので。「安堂」の表情が病んでいるようにも見えたので、色々考えてしまいました。

三城平が最後に『~彼らは間違っている!』というシーンですが、テレビ的に入れなければならなかったとはいえ、あんなに目血走らせて怒鳴るほどのことか?とやはり思いました。ここは意図して三城平に言って欲しかったとかは演出上無かったとのことですが、他の方の解釈などを読んで思ったことは、三城平の中にある”常識的観点“からすると、定義を間違って理解しているということをしっかり指摘したい気持ちがあるように感じました。

#この愛は警察へ届けます(ナット×安堂)
-好きです!
-ワタシは警察に相談しようと思います

放送(配信)された時はただの「物語」だったのに、今現在ではこれまで以上に「現実」に近くなっていて、哀しい気持ちになります。アイドルにはこの“ストーカー”という存在が一般人以上に本当に身近なんだということを思い知らされたというか。正直、『好き』っていうだけならまだ害がない気さえして来ました(どこにだってついてこられたら完全に害なんですけれど、刃物持たれるよりはまだ…みたいな気持ちに。カッターでも怖いよ)。アイドルの皆さん、性別とか関係なく、自分を大事にしてください。困ったことがあれば、警察の手も借りてください。。。

「ナット」になんと返事をしてもらうのが「安堂」の正解なのかな…。

#君の剝製(三城平×安堂)
-それ、前の彼女がつけてた香水なんだよ

最初に観たときには兎に角「三城平」の狂気ばかりが気になったんですが、あとで「安堂」の役作りのベースがあの”ヨシ子”であることを知って、そう考えてみると笑いがこみ上げてきてダメですね。
しかしやっぱりこの作品は「三城平」の狂気が怖いです。はじまりは「安堂」に向けて話しているのにだんだん「君」に向かって話しているし、そもそも”前の恋人が使っていた香水”をプレゼントするなんて怖い…。何がしたいんだ「三城平」…。TLで「三城平」が話している場所やモノの写真をあげている方がいらっしゃって、あ、本当にあるんだ、なんかリアル...怖さに拍車がかかりました。でも、"前の彼女"はいたんでしょうか?「三城平」の妄想から“君”が生まれているかもしれないと思ったりもしました。

#やさしいひと(榊×公野)
-別れようと、思います
-やさしくしてくれて、ありがとう

まぁ、なんて、誰かの性癖に刺さりそうなビジュアルだこと。…とマジで思った。わら
だって皆さん、イケメンの眼鏡好きでしょ。Twitterでも「公野」のカッコよさに言及している方が沢山いて、面白かったです。ナイスキャスティング。
「公野」はずっと目がキョロキョロして落ち着かなくて、ほとんと、やさしいひとなんだろうねぇ…って感じがありありと感じられました。しかし『別れようと思います』って凄い台詞だ。『別れたいです』って言うより酷い気がします。"お付き合い"って二人でしているはずなのに、自分だけで決めてるやん。

この「榊」の話し方にとても違和感があって、#理想と現実と現実の『いっけな~い!遅刻遅刻ぅ~!』レベルに芝居してるって感じ。決められた言葉を話しているみたいな。演技下手い。(誠也くんなのにそんなことある?)
あれはきっと、「公野」の彼女として無理して標準語を話していてぎこちなくなっているのかもしれないと思いました。『~じゃろ』が出てきたあたりからはもっと感情的になっているので自然な感じがしました。そして最後の『やさしくしてくれてありがとう』にはまたぎこちなさが入っていたので、あのセリフは無理して言っているのだと思います。

「公野」は、「榊」と別れて告白してきたという人と付き合ったとしても、また別の人が告白してきたら、同じことをする、っていう感想をみて、なるほど!って思った。確かに、繰り返しそうだし、なんなら「榊」がはじめてでもないのかも知れません。

#ガラスの水族館(榊×公野×三城平)
-この”今”が、ずっと”今”なんですよ

・・・ほんとに水族館誰と行ったの?(怖い意味でなく) いるかボーイズに会えたかなぁ。
「榊」は、「公野」を愛するあまり疑い深くなって感情が昂ってしまい暴力に走ってしまっているのかも知れないし、「公野」を他の人(恋人)と錯覚しているかも知れないし、暴力をふるう衝動を抑えられないから身近な人を恋人と思い込んでいるだけかも知れないし、何にしても病んでるから、やっぱりちゃんと『お医者さん行こ?』

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匿名版今観ました。うぅ…殴るところ怖い、けど哀しい。っていうかプリンのカップルじゃん、DVしてるじゃん。照明を暗くしたかった福谷さんの気持ちわかる、怖いもん。でも暗かったらテレビで顔が観られないので、しょうがないですね。自分は病んでる「榊」の表情も、怖がる「公野」の顔も観たいです。

「三城平」が「榊」の前にやってきての長台詞。言葉がどおぉぉぉっとやってきて1回じゃ受け止められませんでした。自分には、いじめにあっている人の気持ちを分かるとは言えません。色々あったけれど、いじめられたことはないから。だから必死に訴えてくれた「三城平」の気持ちを理解できたとは思えません。日本語の読解力も足りていないと思います。ごめん、「三城平」。でもいじめは暴力だから、暴力はやっぱり駄目だから、武勇伝でも成長でもなんでもなくて、ただ暴力は駄目だから、駄目なんだって言ってくれて、ありがとう。

#タイムマシン × #水族館
この2つの作品の次元は別の所にあって、「榊」と「公野」はそれぞれの作品で同じ服を着ているけれど、”違う人”だろうと自分は考えました。そのうえで、#水族館の次元に#タイムマシンの次元から「三城平」が交わってきたんじゃないかと思いました。あの場の「榊」にだけ見えているのは幻覚みたいなものかも知れないけれど、「三城平」の感情は#タイムマシンの「三城平」なんだと思いました。
「榊」は何故あの時泣くのだろう?

#水族館から#本番に場転する間に「榊」から榊になって行く所が見られます。ここが好きです。

#これはまだ本番ではない × #これはまだ本番である
“とあるアイドルグループ”は、相手を思いやる心を育てる前に色々進んできてしまったのかな…。誰かに何かしてもらって「ありがとう」と言ったり、誰かに何かしてしまって「ごめんなさい」と言ったり、相手の自尊心を傷つけない方法を考えたりあるいは自分のアイデンティティを壊さない方法を見出したり…。とかとかなんか、色々足りてない。
険悪なグループの稽古風景を見ると、こんなに愛のないグループが長く続くわけないと思ってしまいます。利害が一致していて表面を取り繕えるとかじゃない限り、誰かが壊れて、グループも壊れます。だって実際、壊れたグループを、知っているから。だから、”こんなはずはない”と思いながらも、どこかで、その可能性を疑ってしまうというかそういう世界線があるいはあるのかも知れないと感じて嫌な気持ちになったりします。
できれば、仲良く仕事してほしい。そして出来る限りお互いを愛してほしい。愛がないから相手のほんのちょっとしたことが気に障ったりして、苦しさの種になっているような気がするから。『俺ら仲良いフリするの得意ですもんね』なんて言って無理して仲良くしないで、『俺らの仲良いところ見て!』って見せびらかしてほしい。愛が見えないグループの何を、ファンは愛したらいいんだって、きっとなるから(ビジュアルが良いとか歌が上手いとか芝居が素晴らしいとか、まぁ、本当は何かしらありそうですけれどね…)。

ああ、ほんと#これはまだ本番であるの間に『本当のAぇ!groupはとっても仲良しです。・・・これでいい?』って言わせて、“仲良し6人”でカーテンコールがあるの、怖いなぁ、意地悪だなぁ。

 

今回はここまで。#愛の酷薄はブログ1回分書きたいことあるんで別で。あとそれぞれの役者と役に対しての感想も別で書きたい。

それでは、お疲れさまでした。