EUGENEのおもいごと

日本語で文章を書かないと日本語忘れそう…!ってことでブログを書くことを決めました。

映画「20歳のソウル」のおもいごと

おはようございます、"史上最高の正門"の真似して髪を切ったEUGENEです。色はブルージュに染めたので、小島くんの真似してるみたいです。もんビバ。

 

やっと「20歳のソウル」の感想を書きます。5月30日に観に行ったので、2週間以上経っています。
早よ書け。
(で、書き上げたのにパソコンの調子が悪くて中々アップロードできなかったのでさらに延びた...)

20soul-movie.jp

正直な話をすると、”実話を基にした””主人公が亡くなる”話は、所謂「お涙頂戴」的なものなんじゃないかと、やっぱり構えてしまいます。この「20歳のソウル」もそういう作品のひとつなんじゃないかと思っていました。
でも、そういうんじゃない。当事者が泣くのは当たり前です、だって自分の身近な人や大切な人が死ぬんだから。それをエモーショナルに描いて泣かせようと画策するのが「お涙頂戴」な訳で、この作品はそうさせないように、大事に大事に、本や映画を形作ろうとしていたのかなって思います。

うん、葬儀に吹奏楽部の人が集まって演奏する事自体は、それほど特別な事ではないように思います。でも、自分が作った曲を、自分を愛してくれた150人を超える仲間に演奏してもらって天に行くという事は、とっても特別な事です。しかも20歳の男の子です。
“エモい”とか”すごい"とか、そういうのじゃなくて、ただただ、「よかったねぇ。」って思う感じです。

この映画を観るきっかけになったのは、佐野くんです。なので彼の話ばかりしますが。
彼のスクリーンデビューがこの作品になります(厳密に言うと、映画の公開は「真夜中乙女戦争」の方が先ですが、撮影は「20歳のソウル」が先だし、主人公にとって大切な役どころでもあり、今後の彼のプロフィールに決して欠くことの出来ない作品です。絶対”「20歳のソウル」でスクリーンデビュー”と今後一生書かれます。

佐野くんの演じた「斗真」は、思春期の高校生さを詰め込んだみたいな子です。家庭に何か問題を抱えていて、音楽の才能があるのに上手く向き合えず、部活動をエスケープしてしまう…悩みすぎて驚きの行動に出てしまったり…。特定のモデルが居るわけでは無く、市船の子みんながモデルです。
原作(本)に登場する訳ではありませんので、設定と台本のみで「斗真」を演じる必要があります。

秋山監督が起用について、佐野くんの色んな映像とか情報とか調べてくださったそうです。1つ1つのお仕事が新しいお仕事につながっています。スネアを叩くシーンもピアノを弾くシーンもすべて本人の演奏です。
(斗真の部屋のシーンが出てきますが、「スタジオ…?」ってかんじにかっこいい。あれの白バージョンがきっと佐野くんの部屋です。←決めつけ)

j-island.net

大先輩である佐藤浩市さんが、「標準語でも感情載せられるようにもっと勉強しろ!」と言ってくださいました。その言葉があれば佐野くんはもっと良い俳優になるでしょう。
(メンバーにも俳優顔と言われていました。同じく俳優顔の正門くんと2人、俳優のお仕事沢山ください)
沢山お芝居をやられてきている楓珠くんや前田のお兄ちゃん、若林さんと一緒にいても固く見えず、自然に友だちとして演じられているようでした。
手術の日、3人で「市船Soul」を演奏するの良かったです。

この映画は「大ヒット御礼!」とかみたな映画ではなく、ただ1人の男の子の人生の輝きを少しだけ見せてもらう、そんな感じです。どこにでもいる、普通の子です。ただ、作曲というお恵みを神様からもらって、音楽と遊ぶ特権を得た男の子です。
「僕の心は死んでも、僕の音楽は死なない」これは、大義くんが仰ったこととのことですが、ちょっと違うと思っています。大義くんの心は彼の音楽の中に常にある筈です。音楽は天に向かって届けられます。だから応援曲は応援するためにある+天にも捧げられます。

市船のみんなが、野球場でもサッカー場でも「ソウル」を演奏する時応援と共にその音は大義くんの想いを載せて”神様”の元へも上ってゆくのです。

大義くんが痛みに耐えながら、五線譜に書き起こしてくれた曲が、沢山の人の耳に残るといいな。

 命が生まれる事は奇跡。
ひと握りの命にしか与えられない特権。凄いこと。でも、
その中で更にひと握りの命にしか、音楽を生み出す能力は与えられないから、もっともっと奇跡。
みんなに愛される音楽を作って、みんなが幸せに奏でる。
命の最期の日に棺の前でその音楽が奏でられる、それはたくさんの命の中でココにしかない奇跡。
物語じゃなくて、理想じゃなくて、現実にあった、  ここにあったこと、
その瞬間を、あの日観ました。

音楽は 生きている
音楽は すばらしい
音楽は 偉大だ
音楽は 最強だ

-Do you hear the song?

www.youtube.com

 

それでは、お疲れさまでした。